ドラマ

『麒麟がくる』第5回あらすじネタバレと感想|鉄砲抑止論に見る現代社会の闇

第5回『麒麟がくる』(2020年2月16日放送)

明智光秀は、斎藤道三の命により、鉄砲鍛冶の伊平次を探しに、再び京の本能寺へ向かうことに。

そこで以前、光秀に鉄砲を渡し消えてしまった、松永久秀(吉田鋼太郎)と再会し、鉄砲の持つ力を知る事になる。

第5回のあらすじとネタバレです。

『麒麟がくる』第5回 | おもな登場人物




『麒麟がくる』第5回あらすじ|鉄砲求める武将たちの思惑とは

明智光秀(長谷川博己)から、鉄砲というものを知った斎藤道三(本木雅弘)。なぜ将軍家が、本能寺に命じてまで、これを作らせているのかに興味を持つ。光秀は戦で使うには、弾を込めるまでの準備が掛かり過ぎるため、分解して作り直せば、もう少し早く撃てるようにならないかと考えた。

そこで刀鍛冶であれば、鉄砲を分解するぐらい容易にできるだろうと、刀鍛冶と親しい藤田伝吾(徳重聡)を呼び出す。

すると伝吾は噂話で信憑性が薄かったため、光秀に報告するのを迷っていた、と以前美濃にいた伊平次という男の話を伝える。

伊平次という男は、酒癖が悪く、刀鍛冶を目指し関へ行ったが長続きせず、今は国友村で京からの命令で、鉄砲を作っており、その鉄砲作りの腕は評判だというのだ。その話を聞いた光秀は、国友村なら3日で行けると、すぐに伊平次を探しに出発。

その頃、光秀が出発したとは知らない駒(門脇麦)と菊丸(岡村隆史)は、京へ戻る前に挨拶をしようと、光秀の館へ向かっていた。

光秀の母・牧(石川さゆり)に迎えられた駒は、光秀は国友村へ立ったばかりで、会えないことを知り残念がる。

身寄りのない駒は思わず牧に、戦ばかりの京へ戻りたくないと言ってしまう。国友村へ到着した光秀は、刀鍛冶屋を訪れた。

しかし将軍家より、鉄砲と伊平次については、口外してはいけないという命令があり、力になれないと断られてしまう。

情報を得られず鍛冶屋をあとにしようとする光秀に、1人の刀鍛冶が声を掛けてきた。

「伊平次の居場所を教えて差し上げます」

光秀からたっぷり情報量として銭を受け取った刀鍛冶は、伊平次は京の本能寺にいると話す。光秀は美濃に戻ると、道三に報告した光秀は、本能寺へ向かうことを告げた。

旅の資金をケチろうとする道三に光秀は、「鉄砲について調べよと命じたのはあなた様でございます。旅の資金は全額お出しいただきますよう、お願い申し上げます。」と譲らなかった。道三から京へ行く許可をもらった光秀だったが、本能寺へ入る事ができないでいた。将軍・足利義輝(向井 理)が訪問しているようだ。

群衆に混ざって様子を眺めていた光秀に、護衛の細川藤孝(眞島秀和)が、光秀の背負っている鉄砲を渡せと言ってきた。

理不尽な申し出だと立ち去ろうとする光秀に、刀を抜いた藤孝。

しかたなく光秀も刀を抜き、お互い一歩も譲らない緊迫感がただよった。「藤孝止め」本能寺から出てきた足利義輝が藤孝を制止した。

「見事な太刀さばきじゃ」

光秀は義輝と同じ流派だったようで、藤孝も同じ流派、仲間同士の切り合いは止めておけと告げると、本能寺をあとにした。「もしやと思ったがやはりそうか!」

義輝が去るのを見届けていた光秀が振り向くと、そこにいたのは以前京で会った、三淵藤英(谷原章介)だった。

改めて藤孝が自分の弟であると紹介。藤孝は光秀の太刀さばきを褒めると、鉄砲を持ち歩くのは目立って危険だと警告し、急いで義輝の護衛に戻っていった。

光秀は、三淵に伊平次を探しにきたことを伝えると、将軍家も伊平次を探しているが忽然と姿を消したことを知る。三淵は光秀が持っている鉄砲は、松永久秀(吉田鋼太郎)から手に入れたことを知ると、これから松永の元へいくからと、光秀を同席させた。

松永の館へ訪れた2人を、明るく出迎える松永。

光秀が本能寺へ訪れたことを聞くと、斎藤道三も戦で優位に立つために、鉄砲に目を付けたことを悟る。足利家も松永が仕える三好長慶、細川春元も、戦を優位に進めるため、なるべく多くの鉄砲を持とうとしていると語る松永。

しかし三淵は、足利家は鉄砲を多く持とうとする意図はないと否定。

足利義輝と細川春元は敵対関係にないと言う三淵だったが、松永はその言葉を信用していなかった。

「京で共に生きていく道を見つけて行こうと」とした証拠に、現在お互い持つ兵や武器の数は、五分五分としていると話す三淵。

そんな三淵の言葉に、それではお互いに持つ鉄砲の数は、100丁ずつとしようと提案する松永。

だが三淵は同意せず光秀の手前、話を続けるべきではないと、先に帰ってしまった。三淵が帰ってしまったが、光秀には残るようにと告げると、松永は鉄砲の真の力について光秀に語った。

「刀や弓矢は避けられるが、鉄砲の弾は避けられない。銃口を向けられた相手は動きを封じられる。鉄砲の弾が当たるかどうかは、問題ではない」

鉄砲は持っているだけで、お互いをけん制させ、戦を減らす抑止力になることであると。

すると松永は唐突に「そうだ伊平次に会いに行こうではないか!」と言い出した。

松永は三淵に黙っていたが、伊平次の居場所を知っていたのだ。

光秀は松永に連れられていったのは、遊郭の街。松永は迷いなく1件の店にずかずかと入っていった。

戸惑いながらついていくと、そこには女と遊んでいた伊平次が。

松永は遠慮なしに、大金と国本村へ伊平次のために鍛冶場を作る約束で、鉄砲20丁を作ってくれと頼みだした。

しかし伊平次は、鉄砲は面倒くさいからもう作らないと、松永の申し出をきっぱり断ってしまう。伊平次は自分が鉄砲を作ることで、悪循環が起こることを知っていた。

松永に20丁作るった場合、主従関係にある三好長慶は良いが、細川春元が機嫌を損ねて、30丁作れと言う。そしてそれを知った将軍家は、負けじと50丁作れと命じる。

将軍家と細川春元の戦は治まったとは言え、いつまた戦になるか分からない。そんなゴタゴタに、巻き込まれたくないのだ。

そばで話を聞き入っていた光秀は、伊平次の顔を思い出していた。

「井戸に落ちた伊平次か!」

光秀は昔、井戸に落ちた伊平次を助けたことがあったのだ。光秀の言葉に、命の恩人だとお礼を言う伊平次。光秀の持っている鉄砲に気づくと、鉄砲を解体して仕組みが知りたいという光秀の要望に応えようと、寺に道具を預けてあるからと、いそいそと出かける準備をし出した。

光秀は自分の要件を先に通してしまったことを、松永に謝罪。

しかし松永は、伊平次と顔見知りだった光秀を利用しようと思いつく。光秀が頼めば、鉄砲を20丁作ってくれるのではないかと考えていた。

「伊平次になんとか20丁作らせるよう頼んでくれ!」

松永は光秀に強引に頼むと、わしはここに居ない方が良いと言って先に帰ってしまった。店を出た光秀と伊平次。その後ろ姿を、光秀に会いたがっていた駒が見かけていた。

しかし京にいるとは知らない駒は、「十兵衛様がここにいるはずないか」と気のせいだと自分に言い聞かせた。

『麒麟がくる』第5回 | 視聴者の反応と感想

鉄砲が戦防止の抑止になるとして、競って手に入れようする武将たちの姿と、現代の核抑止論と重ね合わせたストーリーは、時代劇の枠を超えていましたね。

鉄砲が抑止力になるという話に懐疑的な光秀。

鉄砲と本能寺。光秀と信長の関係につながる伏線がすでに登場し、今後の展開をたのしませてくれますね。