ドラマ

『コタキ兄弟と四苦八苦』第10話あらすじネタバレ|父との再会。コタキ兄弟の思いとは

3月13日放送の第10『コタキ兄弟と四苦八苦』

さっちゃんは、コタキ兄弟の実の妹だったことをニ路に告白した一路。

そして行方不明の父が介護施設にいることを知ったニ路は、久しぶりの親子の再会を果たすことに。

第10話のあらすじとネタバレを、紹介していきます。

『コタキ兄弟と四苦八苦』おもな登場人物(出演者)

兄・古滝一路(いちろう):古舘寛治
真面目すぎてうまく生きられない兄。
予備校の英語講師だったが、現在は無職で独身。つつましい暮らしをしている。
唯一の楽しみは喫茶シャバダバで働く、実の妹さっちゃんを見守ること。


弟・古滝二路(じろう):滝藤賢一
真面目な兄を見て育ったせいか、ちゃらんぽらんにしか生きられなくなった弟。
あることが原因で8年前に兄から勘当されるも、ひょんなことからまた古滝家に転がり込んできた。


笹谷五月(愛称:さっちゃん):芳根京子
喫茶シャバダバの看板娘。
コタキ兄弟の腹違いの妹だが、本人はそのことを知らない。


ムラタ:宮藤官九郎
「レンタルおやじ」代表。
ある出来事をきっかけに、兄弟に“レンタルおやじ”の代理を頼む。

第10話ゲスト 小林 薫

コタキ兄弟の父親

『コタキ兄弟と四苦八苦』第10話 あらすじとネタバレ

十、老苦(ろうく)
老いる苦しみ

さっちゃん(芳根京子)が実の妹であることを告白した一路(古舘寛治)は、二路(滝藤賢一)に、父・零士(小林薫)の居場所を知ったいきさつを話すことにした。

5年前、一路の元へ笹谷瑞樹(手塚理美)という女性が訪ねてきた。瑞樹と、零士との間には、20歳になる娘・さっちゃんがいたが、零士は認知もせず、20年前から行方不明。

ある日、瑞樹に警察から、行き倒れの老人を知っているかと、連絡が入ったそうだ。

その老人は、20年前に瑞樹が零士に離婚を迫ったときに渡した、離婚届を持っていて、そこに瑞樹の電話番号が書かれていたため、連絡したとのことだった。

「出す気も無いのに、捨てられないでいたのがあの人らしい。」

警察に見せられた写真で、だいぶ容姿は変わっていたが、瑞樹はその老人が零士であることはすぐに分かったが、知らない人だと警察に答えたという。

瑞樹は、一路に零士がいる住所を渡した。

「どうしますか?面倒みる必要あるんですか?野垂れ死んだって自業自得じゃないですか。」

コタキ兄弟と同様、瑞樹も零士に振り回されてきたことを知った一路は、「苦労されたんですか?」と気遣った。

しかり瑞樹は、娘のさっちゃんには、零士のことで苦労したことは、一切話していないという。

「子供に、あんたは私が苦労して育てたんだなんて言うのかっこ悪いじゃないですか。子供からしたら、勝手に生んどいて何って話でしょう?」と言う瑞樹。

さっちゃんには、「あなたは望まれて生まれてきた」と言い聞かせ、父は船乗りで、6歳のときに事故で亡くなったことにしたそうだ。

さっちゃんの名前、五月と名付けたのは零士。

零”ゼロ”の俺から生まれて来る子には、数字を付けてあげたい、という思いだったそう。

「クズだ。。。」

一路の話を聞き、零士のやってきたことに、不快感を示すニ路だったが「このことは、一生俺たちの胸にしまっておく」という一路に、「え?このまま他人のフリするの?本当の妹なのに?」と動揺するニ路。「さっちゃんが大事にしている、父親との思い出をぶっ壊すのか?本当はクズで、娘を認知もせずに逃げ出した男だ、というつもりか?」

一路の言葉に、何も言い返せないニ路。

一路の話を聞いてからも、ニ路はさっちゃんと、いつも通り接してきた。

「無理だ。。ムリムリ!ポロっと本当の事言っちゃいそうなんだよ~。」

瞬間的にウソやでまかせは得意だが、持続型のウソは付けないニ路は、さっちゃんの顔を見る度、本当の事を言いたくなってきていた。

「そういうところも親父そっくりだな。その場しのぎのウソは付けても、つきとおせない。しまいには逃げ出す。全部放って。」と一路。

一路がたびたび、零士のいる介護施設へ足を運んでいること知ったニ路は、どうして息子だから面倒見ますと、名乗り出たのか問い詰めた。

「名乗り出なければ、身元不明のまま一人で死んでたよ!」

二路の言葉に「俺はコタキ家の長男だ。無責任なことはできない。」という一路。

「向こうはさ、親らしいこと何一つしてないじゃん!」と、父への怒りを隠せないニ路。

「おまえはいつも母さんと一緒だったからな。家に食べるメシが無かったときも、おまえは母さんの横浜の実家で、旨い物をたらふく食ってた。」

父と母が喧嘩するたびに、ニ路は母の実家に連れられて、たっぷりご飯を食べていたが、家に父といた一路は、その状況に耐えきれなくなり、他の女性の元へ出かけて行く父に残され、一人でご飯を食べていた話をした。

幼かったニ路に記憶は無かったが、一路が子供の頃に、そんな辛い思いをしていたのか知り、「覚えてないけど、、とりあえずゴメン。」としか言えないニ路。「それで…なんで親父の面倒見てるの?」

改めて質問するニ路に、一路は「親父と会ったら、どうでも良くなった…会うか?」

一路の言葉に会う決心をしたニ路。

介護施設で見た零士は、すっかりボケ老人になっていた。

一路が声を掛けると「弁護士先生!」と息子であることも、忘れてしまったようだ。

その姿に怒りが溢れて来たニ路。

「何が弁護士先生だ。。。兄貴は弁護士の試験落ちただろう。落ちたのは母さんが死んだせいだ。そして母さんが死んだのは、親父のせいだ!」

息子のことを忘れている零士は、妻のことも忘れていた。

「そうだ、、こいつはもう母ちゃんの葬式の時も酒飲むばっかで、兄貴に任せっきりだった。母ちゃんが入院しているときも、ビビってほとんど来なかった。最期だって…。」

すると一路は「母さんの最期はおまえもいなかっただろう。俺は一人で看取った。親父は来なくて、おまえはいつものように逃げて。」とニ路に言うと、「逃げたくなかったよ、いたかったよ俺だって。。」涙を堪え、反論するニ路。

そして、零士に母の話を語り出した。

母はコタキ兄弟が20歳を過ぎたころ病気になり、入院中は零士によく似た性格のニ路を、特にそばに置きたがった。

しかし次第に病が悪化すると、こんどは二路を零士と重ね合わせ、ありったけの恨み節をぶつけるように。

「あんたがいなければ私は幸せだった。あんたの顔を見るだけで反吐が出る。」

二路は苦しむ母を見て、自分が苦しめてているように感じ、そばにいないほうが安らかに最期を迎えられると思い、母に会わなくなったのだ。

「たかちゃんには、幸せになって欲しかったな。俺と結婚すれば良かったのに。」

二路の話を聞いた零士は、他人事のように言った。一路が5年前に零士に会ったときは、まだ記憶があった。

父の状況によっては、「やっぱり他人でした」ということにしても良いと思っていた一路。

しかし訪ねてきた一路を見て、開口一番、零士が言った言葉はひどいものだった。

「そんな奴知るか!俺に息子なんていない!」「俺の遺産狙おうったってそうはいかないぞ!俺に息子がいたとしたら、そんな安そうな薄いっぺらいかばんを持つような男じゃないよ。金持ちに、社長にでもなって成功しているよ!」

零士の身勝手な暴言に、思わず一路は叫んだ。

「あんたの息子で成功するわけないだろ!このかばんはダンヒルの12万2800円。あんたに買えるのか!?俺に何か、子供の頃からしてくれたことあったか?ひとつだって、、、言ってみろ!!」

零士を見て、これまでの思いを爆発させたことで、自ら息子だと告白してしまった一路は、介護を担当しているカシマさんから、一路が帰ったあとの話を聞いた。

「息子さんが会いに来て良かったですね」と声を掛けたカシマさんに、零士は「良くねえよ。俺だったら、こんな老いぼれ捨てて逃げる。あいつは子供の頃から真面目で、俺にちっとも似てない。」と言ったという。

「それで、兄貴は親父を許したの?」

二路の質問に一路は「許していない」答えた。

「けど、あんなに好き勝手、自由で一生勝てないと思っていた男が、哀れで…哀れに見えて…それだけだ。」

2人はいつものように、喫茶シャバダバへ向かった。

「わかってるな?」と一路。

「俺たちは2人兄弟。さっちゃんの親父は船乗り。こんな気持ちになるのは、俺たちだけで十分だよな。」と自分に言い聞かせるニ路。

「いらっしゃいませ♪」

さっちゃんの顔を見ると、逃げ出そうとするニ路。

挙動不審なニ路を心配するさっちゃんに一路は、今ちょっと精神を病んでてと言い訳をした。「さっき、りっかちゃん(川島鈴遥)から連絡ありましたよ?レンタル親父の無料券を使いたいって」

それは以前、ニ路が妻に渡した、手作りのレンタル親父3時間無料券だった。

「行って来い、今日は兄弟おやじは休みだ。」一路に促され、ニ路は家族に会いにいった。

「いいな~家族3人、良かったですね♪」さっちゃんはいつも通り、明るかった。

一路がさっちゃんに会いに行くきっかけは、さっちゃんのSNSからだった。

そこに書かれたカフェに行ってみると、元気に働くさっちゃんがいた。しかし自分たちが兄妹であることは、絶対に言えない。一路はさっちゃんの存在は、自分の胸にしまうことにした。

ある日、喫茶シャバダバでさっちゃんが働いていることを、偶然知った一路。

見守るくらいは許されるだろうと、一路はそれから喫茶シャバダバに通い続けていたのだ。

一方、家族と水入らずの時間を過ごしていた二路。

「私は周りの目気にしてばかりだけど、りっかにはそうならないで欲しくないな。」

妻・有花(中村優子)がつぶやいた。

「有花が気にするのは仕方ないだろ。性格なんだし、気にしなきゃいけない職業なんだし。でもさ、俺はそんな有花が、寝たきりのおばあちゃんになって、ボケて、俺のこと忘れたとしても、最期まで一緒にいるよ。」

涙を浮かべ語るニ路を、有花は「何で泣いてるの?」と不思議な顔で見つめた。その頃、一路はムラタ(宮藤官九郎)をレンタル親父として呼びだし、一緒に酒を飲んでいた。

ムラタは”もめん”と”きぬ”と名付けた、2匹の猫と暮らしていた。

「自由は心もとない。だけど猫と老後を暮らしても、誰にも怒られない自由が私は好きです。」というムラタ。

「趣味のひとつでもあればな。」という一路に「あるじゃないですか、レンタル親父。」

「レンタル親父は趣味ですかね。。。」

一路は趣味を模索していた。

『コタキ兄弟と四苦八苦』第10話 視聴者の反応と感想

自由とは何か、コタキ兄弟の父が反面教師となり、自由に生きることの代償や不自由さを考えさせられる話でした。

ある程度の年齢になれば、誰もが一度は考える老後のこと。

ムラタの言った言葉に共感してしまいました。

人は生きていいる限り、誰かの助けを借りています。

自由に生きていると思っているのは、その人だけなんですよね。

今ある環境が不満であれば、それを変えることはいくらでもできるはず。

誰かのせいにするのではなく、自分が負える責任の範囲で、自由に生きたいですね。